アーカイヴの魅力
2014.12.05
冬到来!
私はネルチェックシャツが着たくなる季節でもあります。
INDIVIDUALIZED SHIRTSで使用しているネルシャツは
歴史ある過去の生地スワッチが保存されているアーカイヴから復刻したもので作られており、
スワッチの古くは1800年代初期~近年のものまでが部屋いっぱいに保存されています。
2014年秋冬は1869年に存在していた生地から復刻しているのですが、
はたしてその時代はどんなファッションだったのか…?
更には、チェックシャツは存在していたのか…?
少し年代は先になりますが、1901年アメリカントラディッショナルファッションの源となる
イギリスを舞台にした『Finding Neverland』という映画、私の好きな映画なのですが、
ファッションやファブリックを意識して改めて見ると、男性は皆白シャツでした。
恐らくこのあたりの年代には、まだシャツとしては存在していなく、
ブランケットやカーテン、キッチンクロスとして生地が残っていたと言われています。
TVやネット類のデジタルなツールの無い、アナログの時代、
そんな時代に存在していた生地だからか、とても暖かみを感じられるところが魅力的です。
そして、”ありそうで無い”独特な色やパターン。
袖を通す際、歴史をまとう味わいも感じて頂ければ幸いです。
Masuda